インバウンド(訪日外国人旅行客)の増加にともない、彼らを対象としたいわゆるインバウンドビジネスも拡大しつつあります。
インバウンドとは
外国人旅行者を自国へ誘致すること。日本においては、海外から日本へ来る観光客を指す外来語。行政の対策として「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に従い2002年(平成14年)から始まったビジット・ジャパン・キャンペーンで知られる
出典:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89
予約システムもインバウンド向けのサービスで導入される機会が増えていますので、今回はフードツアーガイドのサービスを展開するOishii Tokyo様を例に求められる機能や導入メリットをご紹介します。
目次
Oishii Tokyo様が提供するフードツアーガイドサービスについて
Oishii Tokyo様では、「Oishii Tokyo Food Tours」というフードツアーガイドサービスをインバウンド(訪日外国人旅行客)向けに展開しています。
出典:http://oishiitokyo.com/
このフードツアーでは、
- Yanaka Walking
- Ueno Gourmet
- Akachochin
など、東京の活気あふれる文化を体験してもらうためのツアーコースを用意し、地元の人にしか知られていないような素敵な日本のお店と食べ物を体験してもらうことができます。
出典:http://oishiitokyo.com/about-us/
インバウンド向けに必要となる機能
外国語対応が必須
ホームページを通して予約をする人は外国人の方々になるため、その国の言語に対応していることが必要となります。
多国籍を対象としたビジネスであれば、対応言語が増えるほど機会損失を減らせる可能性が高くなります。
現在はアジア近隣諸国からの訪日が多く、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語が主要な言語と言われていますが、ヨーロッパ観光客への対応を考えた場合、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語なども対象に入ってきます。
今回Oishii Tokyo様では英語への対応をおこなっています。
旅行の雰囲気やイメージを壊さない
外国人の方々の訪日旅行の目的はさまざまですが、日本の歴史・伝統文化への関心、食文化への関心などが考えられます。
インバウンド向けのサービス運営者もホームページや広告などを通して、自分たちの提供するサービスと日本の良さを重ねあわせ、よりイメージしやすく、雰囲気を伝えられるキャッチフレーズやデザインなどのクリエイティブをおこないます。
このため予約システムには、用意したホームページの雰囲気やイメージを壊さずに導入できる機能が求められます。
参考までに、弊社が提供するサービスでこのような要望を実現する場合は、ホームページ埋め込み機能(iframeで予約カレンダー画面を既存のWebページに埋め込む機能)を利用いただいています。
事前決済手段を提供する
訪日外国人旅行客の利便性だけでなく、サービス提供者にとっても導入しておきたい機能として事前決済(クレジットカード決済)機能があります。
訪日外国人旅行客の場合、アジア圏からの旅行者の約4割、欧米からの旅行者の約7割はクレジットカード決済を利用していると言われています。
事前決済(クレジットカード決済)機能を提供することで、外国からの銀行振込にかかる手間が省かれるだけでなく、振込から入金確認にかかるタイムラグを無くすることができます。
これによってサービス提供者も
- 実際の訪日旅行の直前まで予約を受付けられる
- 入金確認ができないことによる意図しないキャンセルを減らすことができる
- 入金確認中の機会損失を防ぐことができる
というメリットを得られます。
実際にOishii Tokyo様でもクレジットカード決済機能の導入効果を次のように強調されています。
従来はツアー日確認後、お客さまへ支払い情報を送り、入金確認後に予約確定する運用だったため、入金確認までに時間がかかり、本当に入金されるかわからないまま他のお客さまを断らなければならない状況もありました。
クレジット決済を導入したことで、今までのような手間や待ち時間がなく入金いただけるようになりました。
また入金までのタイムラグがないため、今まで難しかったツアー実施前日の予約までスムーズに取れるようになりました。
引用:https://re.iqnet.co.jp/works/oishii_tokyo.html
関連記事:事前決済(クレジットカード決済)導入のメリット・注意点まとめ
まとめ
今後も訪日外国人旅行者数は伸び続け、東京オリンピックの開催される2020年には2,500万人規模になると予測されています。
さらに多くのジャンルでインバウンド向けビジネスが立ち上がり、予約システムが活用される場面が増えると思われます。
予約の窓では、引き続きインバウンド(訪日外国人旅行客)に関するトレンドや事例などの情報を収集し、追加公開していきますのでご期待ください。